皆様こんばんは〜塚本です。
本日は延長コードを使った便利技をご紹介させて頂きます。
用意するのは50㎝から1m位の延長コードです。
この延長コードを使い、ポータブル電源を手軽に接続してみます。
今回はジル520で実施していますが、他モデルも基本的な部分は一緒ですよ〜
※ILiS搭載車は除く
まずジル520の電装庫の中を説明致します。
シートと板を外すとサブバッテリーやインバーターが見えます。
白い四角が3個有るのがサブバッテリー、青いのがインバーターです。
外部電源が無い場合は、インバーターにて12Vを100Vに変換して、
エアコンやテレビなどの家電に電気を供給しています。
このインバーターの横を見てみると・・・
コンセントが2本刺さっています。
片方はエアコンへ、もう一つはエアコン以外のコンセントへ給電しています。
インバーターから出た電気ですが、まずは切替リレーに向かっています。
この切替リレーで外部電源とインバーターの電気が切り替わる仕組みです。
ちなみに外部電源の電気ですが、電装庫のブレーカーから繋がっています。
ジル520の場合はエアコン・室内・ボイラーの3つのブレーカーが有ります。
※コルドシリーズ等ボイラー無し車はボイラーブレーカー無し
外部電源で取り込んだ電気は、ここを通り先程の切替リレーへ向かっています。
ポータブル電源の接続ですが、コストをかければスマートに接続する事も可能です。
◉ポータブル電源自動切替リレー施工例
↑ポータブル電源用の専用コンセント追加
↑自動切替用に切替リレー追加
ポータブル電源用に自動切替リレー作業をすればより便利にはなりますが、
施工費用は部品代も合わせて数万円となります。。。
今回は低コストで誰でも手軽に出来る方法としてご紹介をさせて頂きます。
それでは本日の本題である、ポータブル電源のお手軽接続をご案内していきます。
まずはインバーターに刺さっているコンセントを抜きます。
今回はエアコンの電気をポータブル電源に接続出来るようにしてみます。
抜いたコンセントとインバーターの間を2本の延長コードで繋ぎます。
※1本のみ追加でも大丈夫ですので、お好みでどうぞ。
このまま繋いだ状態で有れば、いままでと同じ状態で使用できます。
ポータブル電源を繋ぐ場合ですが、延長コードを一度外します。
外した延長コードのオスプラグをポータブル電源へ繋ぐと・・・
はい完成です。
これでエアコンはポータブル電源からの給電になりました。
エアコンのリモコンで電源を入れると〜
無事にエアコンが作動しております。
お手軽接続方法なので電装庫点検用ハッチは開いたままですが・・・
夏場でどうしても電気が足りない時などの使用で有れば問題ないかと思います。
もう一つポータブル電源でのサブバッテリー充電ですが、同じようなやり方で可能です。
電装庫内に有る黒い機械がバッテリーの充電器となります。
※写真の下側に写っている機械
この充電器のコンセントが電装庫内のコンセントに繋がっているので
↑ブレーカーの上の白いコンセント
延長コードを利用してポータブル電源へ繋ぐと・・・
サブバッテリーへ充電が開始されました。
ただし、この方法は個人的にはあまりおすすめしておりません。
サブバッテリー充電器は消費電力が有り、ポータブル電源の電気をすぐに使ってしまいます。
また、ポータブル電源内の電気を100Vへ変換し、充電器で100Vから12Vへ変換とロスも大きいです。
なのでどうしても充電が必要な場合のみの緊急時対処法としてご活用下さい。
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